何日も雨が降らないのに、森林のあるところでは川の水がなくならずに
流れているのを、不思議に思われたことはないでしょうか?
その秘密は森林の土にあります。
この森林の土の構造は、A0、A、B、C、基岩の5つに分類できます。
地表面の落ち葉が重なっている部分のA0層、その下で落ち葉が半分分解された
部分のA層、その下でやや硬い部分のB層、その下で岩石が風化しただけの部分のC層、
それ以下の基岩です。
これらの土壌層では落ち葉の隙間やミミズ等小さな生物があけた穴、
根の腐ったあとがたくさんあり、まるでスポンジのようになっています。
特にA層ではその体積の70%が隙間といわれています。
このため、森林は雨をたくさん吸い込んで蓄えておくことができ、
蓄えられた雨は、ゆっくりと時間をかけて少しづつ川へ流れ出ます。
この働きを専門的には「水源のかん整機能」と読んでいます。
また、土壌が出来るためには条件にもよりますがA層が1cm発達するのに
10年以上かかる程、長期間を必要とします。
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